値

高精度のスライダで正確にカラーを再現します。これらのスライダでは、色相 / 彩度 / 明るさ、赤 / 緑 / 青、および 16 進数の数値入力を制御します。

カラーの選択

プロジェクトによっては、厳密なカラーマッチングが必要になります。そのようなときに威力を発揮するのが Procreate の “値” タブです。

上部メニューの右側にはアクティブなカラーが表示されています。これをタップして “カラー” パネルを開き、下部の “値” タブをタップします。このタブがお気に入りであることは Procreate によって記憶されます。

スライダを使うか数値を入力して、HSB [色相 (H) / 彩度 (S) / 明るさ (B)] または RGB [赤 (R) / 緑 (G) / 青 (B)] の値に基づいてカラーを選択します。カラー固有の “16 進” [Web セーフカラー] のコードを入力して、常に正確な色調にマッチングさせることも可能です。

HSB の各スライダを使用して、選択したカラーの色相、彩度、明るさを調整します。

パネル内のテキストボックスに正確な数値を入力することも可能であり、入力した値に応じてスライダが移動します。Apple Pencil の “スクリブル” を使って数値フィールドに直接値を書き込むことも可能です。

色相スライダは、円形のカラーホイールを直線状に伸ばしたバージョンと考えてください。値の範囲は 0 ～ 360 度で、開始点も終了点も赤の純色です。ホイール上のカラーは、すべてこの開始点から終了点の間に含まれます。カラーの数値は小数位 1 桁まで入力できます。

彩度スライダはカラーの鮮やかさを変化させます。彩度はパーセント単位で表されます。0% は彩度ゼロです。この場合、色味を持たない黒、白、または灰色の色調になります。この色調は明るさ (B) スライダの位置で決まります。彩度を 100% にすると、選択した色相で最も鮮明なカラーが得られます。

明るさ (B) スライダでは、カラーの明暗バランスをパーセント単位で設定します。0% では可能な最も暗い黒が得られ、100% は選択したカラーで可能な最も明るいバージョンが得られます。

デジタルアートでは、赤 (R)、緑 (G)、青 (B) を混ぜることによって各カラーを表現します。

“RGB” スライダには、0 (色味なし) から最大 255 (カラーの最大輝度) までの値が含まれます。これらの値を混ぜることで、1,600 万通り以上の固有の色調を表現できます。

カラーの数値はキーパッドまたは “スクリブル” で入力することも可能です。入力した値に応じて、スライダの位置が自動的に変化します。

これは 6 文字から成るシンプルなコードで、RGB カラーのもう 1 つの表現方法です。Web やプログラミングで使用するカラーのマッチングや記録に最適です。

使用するカラーの 16 進コードがわかっている場合、そのコードを “16 進” 入力ボックスに入力します。入力値に合わせて上部のスライダの位置が自動的に調整されます。

逆に、RGB 値または HSB 値でカラーを調整すると、“16 進” 入力ボックスのコードが、選択したカラーに対応した値に変化します。

“値” パネルの右上の長方形には、選択したメインカラーと第 2 のカラーが表示されます。

思いどおりのカラーを選択できたら、“カラー” パネル以外の場所をタップしてパネルを閉じます。