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ありとあらゆるカスタマイズオプションを備えたブラシスタジオは、皆さんの作品にひけを取らないユニークなブラシを確実にお届けします。
ブラシスタジオには 2 通りの方法でアクセスできます。どのようなブラシを作るかがはっきりしている場合は、すぐに設定を始めて、目的の特性が得られるまで調整してください。あるいは、これだと思えるブラシができるまで実験を繰り返し、セレンディピティや探求心も総動員して設定を試し続けることもできます。
ブラシボタンをタップしてブラシのライブラリを開き、“新規ブラシ” をタップしてブラシスタジオに移動します。
ブラシスタジオには 2 つの方法で移動できます。既存のブラシをタップして編集するか、ブラシのライブラリで “新規ブラシ” をタップします。いずれの方法でも同じブラシスタジオインターフェイスが表示されますが、1 つだけ違いがあります。“新規ブラシ” をタップしてブラシスタジオに移動したときだけ、“読み込む” ボタンが表示されるという点です。
描画パッドにブラシのプレビューが表示されるので、ブラシスタジオを終了せずに、設定に加えた変更の効果を確認できます。
描画パッドはブラシのプレビューウィンドウです。マーカーの色を確認するために手元に置いておくメモ帳のようなものと考えてください。描画パッドはブラシスタジオ内に表示され、ブラシの変更をプレビューし、試す場所です。描画パッドに図形を描いたり、文字を書いたりしてブラシの反応の違いを確かめてください。さまざまな設定を変更すると、描画パッド上の試し書きがリアルタイムに更新され、変更がブラシに与える影響が表示されます。
このため、ブラシを試すためにブラシスタジオを終了する必要がなく、クリエイティブな作業が中断されることがありません。
描画パッドをクリアするには、3 本指でスクラブします。
メニューでいずれかの属性をタップすると、その属性の設定を調整できます。設定の効果は、描画パッドにリアルタイムで表示されます。
ブラシを 11 の観点 (属性) から、それぞれ幅広い設定によって調整できます。
ブラシの形状 (シェイプ) とグレイン (地模様)、ブラシのパスの境界線の描かれ方、Procreate Pocket による最終結果のレンダリング方法などを調整できます。“ダイナミクス” を変更して、描画スピードに対するブラシの反応や、入力に応じた色のシフト具合を試してください。“ウェットミックス” では、ブラシによって絵の具がキャンバス上でどのようにのばされていくかを調整できます。また、ブラシのプロパティに制限を設定したり、オリジナルのブラシに署名したりできます。
この後、これらの属性のすべてについて、詳細に説明します。
各設定カテゴリに含まれる複数のブラシ属性は、スライダやトグルなどのシンプルなコントロールで調整できます。
左側のメニューから属性を選択すると、その属性について調整可能な設定メニューが表示されます。使用できる設定は属性ごとに異なります。詳細は 「ブラシスタジオの設定」 で解説します。
ブラシスタジオのカードシステムは、使用したい機能に応じて作業スペースの広さを変えられるように設計されています。
ブラシをタップすると、“属性” メニューがカードで呼び出されます。このカードの上部のハンドルを使って、カードを拡大したり、最小化したりできます。
ブラシのすべての属性を表示するには、ハンドルをタップして押さえたまま上にスワイプして、カードを拡大します。
代替カラーでブラシを試し描きしたいときは、カードのハンドルをタップして押さえたまま下にスワイプすれば、カードが最小化され、代替カラーが表示されます。
個々の属性をタップすると、その属性の設定メニューが呼び出されます。
属性と設定の詳細については、 「ブラシスタジオの設定」 を参照してください。
各属性がどのような特性をコントロールするのかについて理解を深めるために、Procreate Pocket のブラシの動作原理について簡単に説明します。
Procreate Pocket のブラシは、“シェイプ” の中に “グレイン” (テクスチャ) を含んでいます。ブラシでストロークを描くとは、そのパスに沿ってシェイプとその中身であるテクスチャをドラッグするということです。
このパスには “入り抜き” を設定できます。ストロークを細く描き始め、最大太さに達した後、終端に向かって再度細くする設定です。これは物理的なブラシや鉛筆の振る舞いを再現したものです。
“レンダリング” では、ブラシストロークの光沢 (“グレーズ”) やブレンドの度合いを変更します。
“ウェットミックス” 属性は、ペンキなどの液体素材の振る舞いを再現する場合に追加します。ブラシに含ませる絵の具の量や、他のカラー領域と接したときに、そのカラーとどのように混ざり合い、あるいはそのカラーをどれくらい引きずるのかを設定します。
“カラーオプション” では、デジタルメディアにしか実現できないカラー効果を生み出すことができます。カラーがランダムに変化するブラシを作れるのです。または、筆圧に応じて色相、彩度、明るさを変化させることも可能です。
“ダイナミクス” では、ブラシを動かす速度への反応を設定できます。または “ジッター” によってランダムな特性を付加できます。
ブラシの動作に制限を加えたり、ライブラリでの表示方法を設定したりするには、“プロパティ” を使用します。新たに作成したブラシには、“このブラシについて” で署名を入れましょう。
設定を調整しても、ブラシに何の変化も起こらないように見える場合があります。1 つの設定が他の設定を打ち消してしまうときもあります。そのような場合は、他の設定、特にすぐ近くにある設定を調整してみてください。
次は、Procreate Pocket のブラシが持つ 11 の属性と、 ブラシスタジオの設定 でそれらを設定する方法を、じっくり検討してみましょう。
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